後悔しないマンション売却　一戸建て売却を目指して

マンション・一戸建てを売却するためには、『売出価格』を決めなければいけません。
もちろん不動産会社の査定価格をもとに決定するのですが、自分でもある程度の近隣相場を把握しておく必要があります。
売出価格は不動産オーナーであるあなたに決定権があるので、損をしないためにも近隣相場の把握は必要不可欠の予備知識と言えるでしょう。
パソコン・スマートフォンがあれば誰でも簡単に確認することも出来るので、今回はマンション・一戸建ての相場確認方法を確認していきます。

■自分で相場を確認する必要があるの？
世の中で販売されている物には必ず『相場』が存在しています。
当然、不動産にも相場価格が存在しているので、これを無視した価格設定をしていると「購入希望者が見つからない」という状況が懸念されるでしょう。

では、目の前にいる営業マンが相場を考慮した査定価格を提案していると何をもって判断すれば良いのでしょうか？
不動産査定のタイミングでは、各不動産会社の目的は売却依頼を獲得することなので、高めの査定価格を提案される可能性があります。
このように、マンション査定・一戸建て査定の段階では、『不動産を売却することではなく売却依頼を取得することが優先される』ので、あなた自身でも相場を把握しておく必要があるのです。

■ マンション・一戸建ての相場はどうやって確認するの？知識ゼロでも簡単！
相場確認は意外と簡単に把握することが出来ます。
パソコンやスマートフォンがあれば専門知識は必要ないですし、難しい作業もありません。
利用するサイトは以下の2サイトです。
・Smoola（スモーラ） 
・Suumo（スーモ）

・Smoola （スモーラ）※マンション相場に限定されています
まずは、ご確認頂きたいのがサイト内コンテンツの『マンション価格相場・市場動向データ』です。
このコンテンツの便利なところは、マンション名や住所から相場価格を確認することができる点です。
検索方法はフォームに従って入力していくだけの単純作業です。
所有しているマンションをピンポイントで検索することも出来ますし、住所を入力して周辺マンションも含めて一括検索することも出来ます。
検索結果は下図のように表示され、自動査定価格だけでなく1年前との騰落率まで表示してくれます。
ここまでのデータが揃っていれば、マンション売却・一戸建て売却初心者の方であっても容易に周辺相場を確認することができるでしょう。


・Suumo（スーモ）
次は不動産検索サイトのSuumoを利用して現在販売されている物件を確認します。
相場価格は販売中の不動産価格で形成されているので、一般的な不動産検索サイトを利用すれば相場を確認することができます。
手順は以下の通りです。
 
手順1．不動産検索サイトの購入情報ページを開く
手順2．希望エリアの沿線をデフォルトに沿って入力（最寄り駅の前後1駅含めて）
手順3．建条件を入力（売却対象不動産と、広さ、部屋数、築年数、駅距離などの条件を近づける）
手順4．物件情報を検索
手順5．抽出された物件情報の最高値と最安値を確認
手順6．抽出された物件情報の室内写真を確認（室内のコンディションなどを確認する）
 
この6つの手順を踏むだけで、おおよその相場確認は終了です。
最近の不動産検索サイトは、室内の写真も詳細に掲載してくれているのでコンディションなども比較的分かりやすくなっています。
もちろん、物件のセールスポイントも掲載されていますから、相場確認をするにはこの上ない便利ツールとなるのです。
時間的には1時間もあれば終了するので、通勤などの移動の際に確認して頂くのが良いではないでしょうか。

■相場確認時にはここに気を付けて
相場価格の確認方法は簡単ですが、『売却期間』には注意が必要です。
不動産売却の理由は人それぞれなので、中には「高く売却出来るなら売却しても良いよ」という方もいます。
このような方は、相場よりも高い物件価格を設定しているので売却期間が長くなります。
一般の不動産検索サイトでは売却期間の確認は出来ないので、その他物件とのバランスを確認しなければいけません。
「少し高いかな？」
怪しき物件は、相場価格を無視した価格設定になっている可能性があるのでこの点には気を付けましょう。
 
このように、マンション・一戸建ての相場価格は、誰でも簡単に確認することができます。
売却理由が『不動産を売却すること』であれば、査定依頼の前に必ず相場価格をあなた自身で確認しておかなければいけません。
「売れないから価格を下げます」
無意味な価格改定は購入希望者に良いイメージを与えませんし、足元をみられてさらなる価格交渉をされる可能性も高くなってしまいます。
このような状況になってしまっては、より良いマンション売却・一戸建て売却の実現は不可能なので、査定依頼をする前に、必ずあなた自身で近隣相場価格の確認作業を行うようにしておきましょう。