フランチャイズは大手じゃない?マンション売却にネームバリューは必要か?

不動産会社の中でフランチャイズというと、『センチュリー21』、『HOUSE DO』、『ピタットハウス』などが有名な店舗です。
どこの街でも目にする名前なので「ここは大手じゃないのか?」と思う方もいるでしょう。
マンション売却・一戸建て売却では、ネームバリューを気にする方も多いので、今回はフランチャイズと大手の違いについて確認していきましょう。



 ■マンション売却にネームバリューは必要?
同じ商品、サービスを提供する場合、知名度の高いさは重要です。
コンビニエンスストアで例えるならば、セブンイレブンと聞いたことのないコンビニが並んでいた場合、商品や価格に大きな違いが無ければセブンイレブンを選択する利用者が多いはずです。
当然、この考え方は不動産仲介会社にも当てはまり、知名度の高さは売り上げに大きな影響を与えます。
不動産売買は高額な取引になるので、多くの方にとって安心安全が大前提となるでしょう。
「CMでよく見かける会社だから大丈夫だろう」
ネームバリューから感じる不思議な安心感は購入検討者も同様に感じることなので、「マンション売却にネームバリューは関係ない」とは言い切ることはできないでしょう。

■大手とフランチャイズの違いはなに?
では、大手とフランチャイズの違いを確認です。
大手仲介会社と言えば、三井のリハウス、住友不動産販売、東急リバブル、野村の仲介+、この4社が代表格となるでしょう。
これらの仲介会社は直営で不動産事業を営んでおり、社員教育、営業方法、販促システムなど、全店舗が会社のルールに則って行っています。

そして直営の対極にあるのがフランチャイズで、先述したセンチュリー21やピタットハウス、HOUSE DOなどが該当します。
街を歩いていると良く目にする不動産仲介会社なのですが、これらは大手仲介会社には該当しません。
フランチャイズチェーンに加盟している店舗は全て独立自営となっており、加盟料金やロイヤリティーを支払いブランド名や販促システムを利用しているだけです。
社員教育、営業方法などは各店舗で異なり、横のつながりもほとんど無いと言って間違いないでしょう。
ここが直営とフランチャイズシステムの大きな違いです。
つまり、中小企業のデメリットである『ネームバリューの低さ』をフランチャイズというシステムを利用して補っているのだけなので、どんなに店舗が多くともフランチャイズは大手不動産会社には該当することはないのです。

■大手だと高値でマンションを売却できるのか?
では、大手不動産仲介会社にマンション売却・一戸建て売却を依頼すれば高値売却、早期売却を実現することは出来るのでしょうか?

先述しましたが、ネームバリューは消費者に対して不思議な安心感を与えることが出来るので、知名度の高さは不動産売却においても有効であると考えられます。
ですが、何千万円という金額の不動産売買をネームバリューだけで判断する人はいないでしょう。
イメージが先行してしまっている方も多いのですが、マンション売却成功のカギを握っているのは仲介会社ではなく営業マンです。
会社のブランドだけでマンション売却は出来ませんので実績と知識を持ち合わせた営業マンがいてこそ、より良いマンション売却を実現させることができるのです。

マンション・一戸建ての購入者に、購入の決め手となった項目を聞いてみても、【仲介会社】と答える方はごく少数で、多くの方は営業マンの対応であったり、物件の特徴的な項目をあげていきます。
より高くマンション・一戸建てを売却するためには、正確な知識と適切なプロモーション活動が出来るかどうかにかかっています。
 
あなたの希望が『より高い金額でのマンション売却』であれば、ネームバリューと合わせ担当営業マンにもフォーカスを当てて比較検討しなければいけません。媒介契約の種類によっては簡単に仲介会社の変更ができないので、慎重に比較検討するようにしましょう。

査定価格には何百万円もの差が生じる可能性もあるので、Smoolaを利用して複数の査定価格を比較して下さい。