1年の間でベストな売り時はいつか?マンション・一戸建て売却のタイミングを考える

マンション・一戸建ての売り時と聞くと地価を連想するのではないでしょうか。
地価が上昇していれば購入価格よりも売却価格が高くなりますから、不動産売却の適切なタイミングと言って間違いありません。
ただ、地価はいつ、どのタイミングで上下するのか予想することは難しく、地価の推移に合わせて不動産売却を実行できる家庭は少ないはずです。
そこで今回は地価以外の項目に着目して、不動産の売り時や売却のタイミングについて考えていくので参考にしてみて下さい。



■売り時を理解しておく事のメリットは?
ご存知の方の方が多いと思いますが、まずは売り時を把握するメリットから確認していきます。
 人によって多くの意見がありますが、個人的に考えるメリットは大きく2つ
1.『不動価値を最大化できる可能性が高くなる』
2.『早期売却の可能性が高くなる』
 
物件の状況によっても異なるので断定は出来ませんが、不動産の売り時を理解しておくと『高く・早く』という不動産売却の理想を実現させる可能性を容易に高くすることができるようになります。
特別な工夫や仕掛けなどは必要ないので不動産オーナーのリスクはゼロ、一般的な不動産売却をしているだけで問題ないので、マンション売却・一戸建て売却を行うのであれば『不動産の売り時』は必ず把握しておくべきことと言えるでしょう。
 
■地価以外の項目でも不動産の売り時を判断できるようにしておく
先述していますが、不動産の売り時と言うと地価を連想する方が多くいます。
近年は不動産価格の上昇が続いているので「買った時よりも高く売れた」という不動産オーナーも多く、『不動産の売り時=地価の上昇』と考える傾向がより強くなっていると考えられるでしょう。
 
ただし、ここで気を付けて頂きたいのが『金銭的なメリット(売却益)が不動産売却の全てではない』ということです。
マイホームの売却は家庭状況や経済状況も大きく影響を与えるので、地価の動向にかかわらず各家庭で臨機応変に対応しなければいけないケースが多々あります。
下落基調のタイミングであっても「マイホームを売却した方が良い」、「マイホームを売却しなければいけない」と考える方もいるので、地価以外にも売り時を判断する知識を身につけておいた方が無難と言えます。
 
■地価以外に何を基準にマイホームの売り時を判断すれば良いか
では、地価以外になにを基準にマンション・一戸建ての売り時を判断すれば良いのでしょうか。
 
先にお伝えさせて頂きますが、これから確認する『売り時』とは不動産価格を最大化するものではなく、1年(365日)間の中で最も売りやすい時期のことを指します。
先述した通り、家庭状況や経済状況などによって、マイホームの売却を検討する可能性はゼロではありません。
地価の動向にかかわらず、その時々における最善の売り時を知っておくことが出来れば各家庭の事情に合わせた臨機応変なマイホーム売却に対応することができるようになるので、地価が下落基調でのタイミングであってもマイナスを最小限に抑える事ができます。
不動産価格の動向を正確に予測することは不可能に近い作業になるので、このサイクルを理解しておくことは、マンション売却・一戸建て売却を検討している方にとって大きなメリットとなってくれると個人的には考えています。
 
では実際に確認してみましょう。
理想の不動産売却を簡単に例えると『より高く・より早く』です。
※可能な限り高くとはその時々の不動産相場を基準にした『より高く』です。
 
不動産に限った話ではないのですが、物の価値は需要と供給のバランスによって決まります。
仮に、10人の住宅検討者に対して5件の中古マンション・一戸建てが販売されていたとします。
これは、需要よりも供給が少ない状況ですから、『より高く・より早く』という理想の不動産売却を実現させる可能性が高くなるでしょう。
 
逆に、5人の住宅購入検討者に対して10件の中古マンション・一戸建てが販売されていたとします。
これでは需要よりも供給が多くなっている(ライバル物件が多い)ので、『より高く・より早く』の可能性が低くなってしまうでしょう。
 
1年・365日の時間軸で不動産売却の売り時を考える場合、小難しいことを考える必要性はありません。
単純により多くの需要が見込める時期に合わせて不動産売却を行えば『より高く・より早く』の可能性を最大限に高めることができます。
 
不動産の売り時は『‘繁忙期』です。
繁忙期は毎年必ず訪れるので、まずはこのタイミングに合わせて不動産売却を開始で切るように準備しておきましょう。
 
■不動産売買の具体的な繁忙期はいつ?
次に、具体的な繁忙期を確認していきます。
1年の内繁忙期は2回
・9月中旬~12月上旬
・1月下旬~3月中旬
 
・9月中旬~12月上旬
不動産は平均気温の上昇に比例して人の動きが鈍くなります。
このタイミングで動く方の多くは「年内に物件を決めておきたい」と考えている方が多く、9月中旬から11月下旬までに物件を決める方が多くなります。
 
・1月下旬~3月中旬
お正月気分が残っているため、1月中旬までは多少動きが鈍くなります。
ですが、その反動で1月3週目以降は「年度内に物件を決めておきたい」と考える方を中心に人の動きが活発になります。
 
1年のうち上記の5ヶ月間がおおよその繁忙期となり、不動産の売り時と考えられます。
繁忙期以外は不動産が売れないというわけではありませんので、『より高く・より早く』の可能性を高めるのであれば繁忙期を意識して売却活動を行うことをお勧めします。
 
最後に、不動産売却には準備が必要です。
自宅査定や売出価格の決定など、多くの決定事項があるので、2ヶ月ほどの準備期間を想定しておく必要があります。
9月の繁忙期に売却活動を開始するのであれば、7月から準備を開始しておかなければいけません。
ゆとりのあるスケジュールを立てて理想の不動産売却を実現させて下さい。

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