住宅ローンが支払えない… このような状況でも損せずマンション売却・一戸建て売却をするために

経済状況は常に変化するもので、場合によって収入に直結するような変化も起こりえます。
収入が減少してしまうと住宅ローンの支払いにも影響が出るので、このようなケースでは迅速に適切な対応を講じておかなければいけません。
最悪の事態を避けるためにも、今回は不測の事態に備えたマンション売却・一戸建て売却の進め方を確認しています。



 ■マンション売却・一戸建て売却は時間の確保が何より大事
具体的な話に入る前にマンション売却・一戸建て売却の基本です。 
適性価格で不動産を売却するためには一定の時間が必要で、ケースバイケースで異なりますが、自宅査定から物件の引き渡しまで6か月~12か月の期間は想定しておかなければいけません。
十分な売却期間を確保することができないと『売り急ぎ』という状況になってしまい、どんなに素晴らしいマンション・一戸建てであっても相場よりも低い価格で売却しなければいけない状況になってしまいます。
 
「最短3日で不動産を現金化」などという広告も目にしますが、これは不動産会社が買い取る場合に限定されます。
この場合、基本的には売却価格は相場よりも低い金額になるケースが多いので、希望金額で現金化できるというわけではないので、この点には注意しておきましょう。
 
マンション売却・一戸建て売却で大切なことは時間を十分な売却期間を確保することです。
時間に追われると『売り急ぎ』という状態になってしまい、このような状況下では総じて売却価金額が相場よりもが低くなる傾向にあります。
どんな状況下であれ、マイホームの安売りは避けなければいけないので、売却期間を意識することは忘れないでおきましょう。
 
■住宅ローンの支払いに不安を感じたら まずは住宅ローンが完済できるかを確認
では具体的な話に入っていきます。
まず初めに確認してもらいたいことは『住宅ローンが完済できるか?できないか?』です。
 
これを確認するために必要な数字は以下の4項目
・自宅の査定価格(確認先:不動産仲介会社)
・住宅ローンの残高(確認先:金融機関)
・売却諸経費(確認先:不動産仲介会社)
・利用可能な自己資金

 
数字確認の際の注意点は、自宅の査定です。
居住用不動産の査定には机上査定と訪問査定の2種類があり、このケースでは必ず訪問査定を行って下さい。
マンション価格・一戸建て価格は室内のコンディションや日当たり、眺望などの個別条件によって大きく変動するので机上査定では詳細な査定を行うことができません。
 
住宅ローンが完済できるか?できないか?によってその後の対応が大きく変わるので可能な限り正確な数字で確認するようにして下さい。
『住宅ローンが完済できない』ケースは後述します。
 
■マンション売却・一戸建て売却の準備は完了させておく
住宅ローンの完済を確認したら、マンション売却・一戸建て売却準備を開始します。
事情にかかわらず不動産売却の流れは同じなので、より高値でのマンション売却・一戸建て売却を実現させるためには通常の不動産売却と同様の手順を踏まなければいけません。
『相場価格の確認』、『査定価格の比較』、『不動産仲介会社の選定』、『売り出し価格の決定』など、不動産売却を開始するには意外と時間がかかります。
 
今回のようなケースでは「売却したい」と思ってから準備を始めては時間に追われて『売り急ぎ』の状況になることでしょう。
不動産売却の準備を整えておけばタイムラグ無しで売却活動を開始できるので、電話一本で開始できるまで準備を整えておきましょう。
 
■マイホーム査定の際に注意してもらいたいこと
次に自宅査定時の注意点です。
マイホームの訪問査定をしてもらう際、『住宅ローンの支払いに不安を感じている』ということは必ず隠してください。
 
先述したようにマンション・一戸建てを適正価格で売却するには十分な売却期間を設けておくことが重要です。
『住宅ローンの支払いに不安を感じている』という情報を素直に伝えてしまうと、売り急ぎの状況を営業マン演出されてしまう可能性がでてきます。
 
売却価格による『金銭的な損』は不動産仲介会社よりも売主の方が圧倒的に高くなります。
不動産仲介会社が受け取る仲介手数料は『成約金額×3%+6万円(税別)』なので、仮に成約価格が200万円低くなっても10万円にも満たないたないマイナス、それに引き換え売主は200万円全額がマイナスとなるので、不動産会社に有利な状況を作りだすことはお勧めできません。
 
『住宅ローンの支払い不安』を伝えずに不動産売却を完了させることが理想的なので、不動産仲介会社の営業マンから査定理由、売却理由の質問がきた際には「住み替え」とだけ伝えておけば問題ありません。
 
■住宅ローンが完済できない場合のマンション売却・一戸建て売却
最後に、「住宅ローンの完済ができない」といったケースでの不動産売却を確認します。
 
経済状況や雇用状況の変化など、個人の努力では如何ともしがたいケースの場合、『任意売却』という方法でマンション売却・一戸建て売却を進めていける可能性があります。
任意売却とは、『銀行を含めた全ての債権者からローンの全額返済をせずに不動産売却することを了承してもらう』という特殊な不動産売却です。
銀行などとの交渉は不動産仲介会社が代理で行ってくれますし、特別な手続きなどは必要もないので、任意売却といっても通常の不動産売却と大きな違いはありません。
ただし、説明した通り銀行など全ての債権者から同意(了承)を得る必要があるので必ず任意売却できるというわけではないので、この点には注意しておかなければいけません。

任意売却の詳細はこちら
 
不動産売却は時間です。
お金で時間を買うことはできないので、支払い不安を感じたら『売却する・しない』にかかわらず、迷うことなく不動産売却の準備を進めていきましょう。。

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