大手不動産仲介会社の特徴を確認! マンション売却を依頼するメリット・デメリット

マンション売却を依頼する際、多くのオーナーは「どこの不動産会社に売却依頼すれば良いのか?」という悩みを抱えます。
便利な一括査定サイトも査定価格の比較までしか行うができないので、各会社の特徴を把握した上で自分自身決断をしなければいけません。
そこで大切なのが、不動産仲介会社の特徴やメリット・デメリットを把握しておくことです。
売却依頼する仲介会社によって成約価格に数十万円・数百万円の差が生じる事もあるので、今回は大手各不動産会社の特徴などについてまとめて確認していきます。
 
1.大手不動産仲介会社と呼ばれる条件は?
まず最初に「どんな不動産仲介会社が大手と呼ばれているのか?」を確認していきましょう。
マンション売却を依頼する不動産仲介会社を探していると、『大手』、『準大手』、『地域密着』などといった言葉を必ず目にします。
ただし、会社の規模は会社法によって『大手不動産仲介会社の定義』が設けられているというわけではなく、あくまでも消費者からのイメージによって呼称が変わります。
 
人によって異なりますが、下記のよ条件が揃っていると大手不動産仲介会社に該当する割合が高くなります。
・広告を目にする機会が多い
・知名度が高く有名
・利用している人が多い
・店舗数が多い
・全国展開している
・グループ会社が分譲マンション事業を展開している
・社員数が多い  etc
 
これらの条件を考慮して見ていくと現段階において『大手不動仲介会社』と呼ばれる会社は以下の4社と言えるでしょう。
『三井のリハウス』
『住友不動産販売』
『東急リバブル』
『野村の仲介+』

 
ただ、この4社はイメージだけでなく仲介実績も申し分ありません。
2018年の実績を確認してみると、この4社だけで年間不動産取引(全国)の約50%の実績を上げていますから、この4社に関しては大手と言って間違いはないでしょう。
 
2.大手不動産仲介会社にはどんな特徴があるのか?
次は具体的な特徴について確認していきましょう。
 
特徴は大きく3つ
『知名度』
『顧客の数』
『細かな売却サポートサービス』

『知名度』
不動産売買は高額な取引となるため、不動産仲介会社の信頼度も大切です。 
一度も耳にしたことのない不動産会社は、それだけで少なからずの不安を感じますが、知名度が高く良く耳にする会社はそれだけで前者よりも安心感が高くなります。
これは購入者側から見ても同様のことなので、知名度の高さはマンション売却において大きな武器になると言えるでしょう。
 
『顧客の多さ』
早期売却、高値売却を実現するために必要な事は、より多くの購入検討者を見つけることで、不動産仲介会社は購入検討者を見つけるために各種媒体の不動産広告を利用して購入検討者からの問い合わせを獲得していきます。
 
では、もし不動産仲介会社の既存顧客の中に条件に当てはまりそうな購入検討者がいたとしたらしたらどうでしょうか。
大手の仲介実績は中小の実績を大きく上回ります。
実績が多いということはより多くの既存顧客を抱えている可能性が高く、早期売却を期待できるはずです。
 
『売却サポートサービス』
最近では同様のサポートサービスを導入する不動産仲介会社が多くなりましたが、大手にマンション売却を依頼するとマンション売買に関わるサポートサービスを無償で利用することができます。
EX)
・設備・建物調査
・マンション引き渡し後の設備・建物補修費用の負担(一定期間)
・荷物の一時預かり
・ハウスクリーニング etc
 
各社によってサービス内容は異なりますが、どのサービスもあると便利なサービスです。
絶対必要ではありませんが、早期売却・高値売却を実現させるにはマンションの魅力を最大限に引き出さなければいけませんから、このようなサポートサービスを無償で利用することができるのであればプラス要素になること間違いないでしょう。
 
3.大手不動産仲介会社にマンション売却を依頼するデメリットは?
特徴だけを確認すると大手にマンション売却を依頼するメリットが大きいと思えますが、もちろんデメリット存在します。
 
大手仲介会社には『社員の店舗異動』や『新卒社員の入社』という中小にはないイベントが存在するので、営業マンの営業力に小さくない不安が残ります。
 
大手は新卒社員を毎年採用しますから、マンション売却を担当する営業マンが入社1年目、2年目というケースも少なくないでしょう。
逆に経験豊富なベテラン営業マンであっても、他店舗から異動してきて間も場合はエリア情報や過去の売出情報などの知識は多くないので、こちらのケースも不安を払しょくできません。
 
ここまでのことを考慮して、売却査定時の注意点です。
最近では、訪問査定だけ上席が同行、同席するケースが多いのですが、このような場合には注意して下さい。
上席が同行する理由は主に2つ。
1.営業担当の接客に不安があるから
2.同行して売却依頼獲得の確立を高めたい

 
会社によっては「チーム制を敷いている」などの理由もあるそうですが、どんな理由があるにせよ担当営業以外の人間が同行、同席するということは、営業マンの信頼度が低いということです。
『地域に根差した会社』であっても営業マンの信頼度が低ければマンション売却には大きなデメリットとなるので、査定時には担当営業マンの確認を忘れず行いましょう。
 
4.不動産仲介会社の規模によってマンション売却の方法が違うのか?
大手不動産仲介会社の特徴、デメリットの確認ができたので、次は具体的なマンション売却の方法を確認しましょう。
マンション売却の作業は『広告活動』と『内見対応』の2つに大別されます。
 
広告活動は、インターネット、紙(新聞折り込みなど)等の各種媒体を利用して行います。
・不動産情報サイトへの登録
・自社HPへの登録
・レインズへの登録
・新聞折り込み広告、近隣エリアへのポスティング
・店頭広告 etc
 
これら広告をするにあたり、不動産会社の知名度は必要ありません。
決められた利用料金を支払うことで会社規模に関係なく同様のサービスを利用することができるので、大手・中小にかかわらず広告活動の内容に違いが出るということはありません。
※各社によって利用している広告媒体は異なるので事前に確認しておきましょう。
 
内見対応は『居住中』、『空室』によって多少異なりますが、基本的にはマンションの共用部分や専有部分のメリット・デメリットを説明する作業です。
言葉一つで考えを変えることはできませんが、印象は変えられます。
内見時のアナウス方法によって内見結果に違いがでることもありますから、「誰がやっても同じ」というわけではありません。
 
基本的にマンション売却はこの2つの作業の繰り返しとなり、会社の規模というよりは担当営業マンレベルによる違いの方が大きくなると考えられます。
売却活動は各社で大きく異なるというわけではないので、個別具体的な売却活動については会社というよりも営業マンの知識や経験値、提案力を比較する方が重要と言えるでしょう。
 
5.大手だと高値でマンションを売却できるのか?
では、大手不動産仲介会社にマンション売却・一戸建て売却を依頼すれば高値売却、早期売却を実現することは出来るのでしょうか?
 
先述しましたが、ネームバリューは消費者に対して不思議な安心感を与えることが出来るので、知名度の高さは不動産売却においても有効であると考えられます。
ですが、何千万円という金額の不動産売買をネームバリューだけで判断する人はいません。
イメージが先行してしまっている方も多いのですが、マンション売却成功のカギを握っているのは仲介会社ではなく営業マンです。
会社のブランドだけでマンション売却は出来ませんので実績と知識を持ち合わせた営業マンがいてこそ、より良いマンション売却を実現させることができるのです。
 
マンション・一戸建ての購入者に、購入の決め手となった項目を聞いてみても、【仲介会社】と答える方はごく少数で、多くの方は営業マンの対応であったり、物件の特徴的な項目をあげていきます。
より高くマンション・一戸建てを売却するためには、正確な知識と適切なプロモーション活動が出来るかどうかにかかっています。
 
あなたの希望が『より高い金額でのマンション売却』であれば、不動産会社の知名度以外にも担当営業マンにもフォーカスを当てなければいけません。
より良いマンション売却を実現するためにも一括査定サイトを利用して、仲介会社、営業マンの比較して下さい。

↓↓各エリアの価格改定・成約情報 売却相場価格の確認を忘れずに↓↓エリア別中古マンション価格改定・成約情報

マンション売却の課題は【売出価格をいくらにするか?】です。
多くの不動産オーナーの方は『売り出し価格を低く設定してしまった』と後悔しているので査定価格の比較は必須です。
査定価格の比較は大手・中小の不動産仲介会社を網羅するイエイにお任せ下さい。

不動産査定