住んだままマンション売却をする4つのメリット 早期売却・高値売却できると思いませんか?

マンション売却には2つの方法があります。
『住んだまま売却する方法』
『空室にしてから売却する方法』
 
営業マンからは「空室にした方が高くマンションを売却することができる」との理由で空室での売却を勧められるのですが、売却方法の違いによってマンションの売却価格が大きく変動するということはありません。
むしろ、空室にすると失ってしまうことも多いので、メリットだらけというわけではありません。
 
住んだままでも、『早期売却』・『高値売却』の可能性を高めることはできるので、今回はこの方法について確認していきましょう。
 
1. 空室にしてからマンション売却をするメリット
まずは『空室にしてからマンション売却をするメリットから確認しましょう。
 
1-1  空室にすると早期売却・高値売却ができると言われる理由
『内見の日程調整が不要ができる』
住んだままマンション売却をする場合、内見日の日程調整が必須です。
内見希望者の中には、平日休みの方も少なからずいらっしゃいますので、日程調整ができなければ内見することができません。
空室にしておけば、曜日・時間を気にすることなく内見できるので、機会損失の可能性を限りなくゼロに近づけることができます。
 
『所有者に遠慮しないで内見できる』
住んだまま売却する場合、所有者の私物が室内に残っています。
収納スペースや水回りなど、所有者がいる前での確認は意外と気が引けてしまい、細かく確認できない方も多くいます。
空室にしておけば気兼ねなく室内を確認してもらえるので、時間を気にせず内見作業をスムーズに進めていくことができます。
 
『室内のコンディションを正確に確認できる』
家電、家具などがあると、どうしても隠れた部分ができてしまい、所有者の引っ越し作業が終了するまで確認することができません。
空室にしておけば室内の家電や収納家具は一切ありませんから、汚れやキズなど、全ての確認することができます。
 
1-2  仲介会社が空室にすることを勧める理由
仲介会社の営業マンが『空室でのマンション売却』を勧めてくる理由は高値売却以外に、『時間を節約できる』という理由が隠されています。
 
住んだままマンション売却をする場合、内見時には担当営業マンが立ち会い、専有部分内の説明、共用部分の説明などを売主に代わって行います。
この方法では「内見時に立ち会わない」という選択肢はないので、営業マンの立ち合いは必須です。
これに対し、空室の場合、内見対応は『カギの貸し出し』です。
基本的に不動産会社はカギの貸借書に署名してもらうのみで、内見の立ち合いは行いません。
物件に関する説明も行いませんかた、この時間を他の作業に充てることができ時間を効率的に利用することができるというわけです。
 
2.住んだままマンション売却をする4つのメリット
次は、『住んだまま売却するメリット』を確認していきましょう。
 
2-1営業マンの営業活動を確認できる
先述したように空室にしてしまうと、基本的に営業マンは営業活動を行いません。
内見時には営業活動するのに空室になると営業活動を行わない。
にもかかわらず、支払う仲介手数料は変わらない。
 
空室にしてしまうと『営業マンがどのような売却活動をしているのか?』を確認することができなくなってしまうので、早期売却・高値売却の可能性を低くしてしまう可能性すら感じられます。
書面で発行される売却活動報告書もありますが、この書面では問い合わせ件数などの数字しか確認することができないので、営業マンの内見対応については確認することができません。
マンション売却の結果に大きな影響を与えるのが『内見対応』なので、早期売却・高値売却を目指すのであれば都度確認しておかなければいけないことでしょう。
 
2-2具体的な生活イメージを持てる
新築マンションのモデルルームに行くと、必ず家具が配置されています。
これは、具体的な生活イメージを持ってもらうことが理由で、空室の状態よりも部屋の広さや部屋の使い方をす具体的に考えてもらうことができます。
不動産仲介会社の中にも、『ステージング』という売却サービスを提供している会社もありますから、家具や家電が配置されているということは、マンション売却にプラスに働くと言ってよいはずです。
 
2-3住んでいる人にしかわからない情報を伝えられる
マンションは共同住宅ですから、購入検討者は意外と多くの不安を抱えているものです。
「両隣にはどんな人が住んでいるんだろう?」
「子育て世帯は多いのか?」
「マンション内のトラブルはあるのか?」
「上階の音は気になるか?」
これらは所有者にしか分からない情報で、成約状況にも大きな影響を与えます。
実際に住んでいない営業マンでは伝えることはできませんから、内見時にこのような情報を伝えてあげると早期売却・高値売却の可能性を高めることができるでしょう。
 
2-4家賃の二重払いを抑えることができる
家賃の二重払いが発生しないという金銭面で大きなメリットです。
空室にすると、毎月の住居費が二重となり、支払いに無理が生じると『売り急ぎ』の状況に陥ってしまいます。
売り急ぎの状況になってしまうと、「早く売却するために物件価格を安くする」という選択肢を取らざるを得ないので、相場よりも低い価格でマンションを売却しなければいけません。
腰を据えてじっくりとマンション売却を行うためにも、住んだままマンションを売却するというのは大きなメリットになると言えます。
 
3.メリットだけじゃない 住んだままマンション売却 4つの注意点
『住んだまま』のマンション売却には多くのメリッがありますが、とうぜん注意点もあります。
準備を怠るとマイナスイメージを与えてしまうことになるので、これからご紹介する5つの注意点は必ず確認して下さい。
 
Check.1 内見日の日程調整
中古マンションの売却活動は内見が絶対です。
内見の日程調整は週末が中心になってくるので、売却活動中は可能な限り週末の内見を可能な状況にしておくことが理想的です。
 
・最低でも週に1回以上の内見日の確保(終日)
・終日内見不可の日がある場合は早めに営業担当と共有する

上記2項目に注意をして売却活動を行って下さい。
 
 
Check.2室内の整理整頓
どんなに室内のコンディションが良くても、雑然とした室内では印象downです。
特に収納スペースが雑然としていると「狭い」という印象が強くなってしまうので、早期売却のためには整理整頓が不可欠です。
マンション売却のために物を処分する必要はありません。(量にもよりますが)
内見日前には可能な限りの整理整頓をしてのぞむようにして下さい。
 
Check.3水まわり設備の清掃
キッチン・お風呂場・お手洗いの3か所です
・キッチン生ごみの処分をして、排水溝クリーナーでニオイ対策
 24時間ゴミ出し可のマンションであればゴミを出し、一戸建ての場合もベランダなど室外に出しておきましょう
 また、キッチン用クリーンシートなどでレンジフードの内側を磨いてあげるとさらにgood
 
・お風呂場
 通常の清掃に加え排水溝クリーナーでニオイ対策
清掃は内見日の前日までに完了させておき、内見時には湿気が残っていない状況を目指すとgood。
 
・お手洗い
 内見直前に通常掃除を実施する
 
Check.4不具合、破損箇所などの確認
室内の付帯設備は丁寧に利用していても経年劣化するものなので、不具合や故障、破損が生じている可能性があります。
この確認を怠ると補修費用の負担などを求められる場合もあるので、小さな不具合でもあっても売却活動開始前に営業マンと確認しておきましょう。
 
住んだままマンション売却をすると今回ご紹介したメリットを自然と受けることができます。
早期売却・高値売却は『住んだまま』でも可能ですから無理して空室にする必要はありません。
『住んだまま』という選択肢を最初から除外することなく、より良いマンション売却を実現させて下さい。 

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マンション売却の課題は【売出価格をいくらにするか?】です。
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